デスクの下を覗いたとき、タコ足状態のケーブルが床に広がっていました。電源タップ、ACアダプター、USBハブ、モニターケーブル——気がつくと、いつの間にかジャングルになっている。
掃除機をかけようとするたびに引っかかります。動画撮影でデスクを映したいのに、画角の端にケーブルが映り込む。ビデオ通話で画面を向けたとき、思わず「ちょっと待って」と言いたくなる状態。そんな経験、ないでしょうか。
かつての自分がまさにそうでした。モニターを外付けにして、USB-Cハブを導入して、昇降デスクに替えて——機材は整ってきたのに、ケーブルだけはどんどん増えていく。「いつか整理しよう」と思い続けて数か月が経っていました。ケーブルタイで縛る・結束バンドで固定する、といった細かい整理グッズも試しましたが、機材が増えるたびに全部やり直しになる。そこで発想を変えて「大きく隠す・まとめる・定位置を作る」だけに絞ったところ、一度整えれば維持しやすい状態が作れました。この記事では、その3点を紹介します。
電源タップをデスク下に消す最速の方法:サンワサプライ ケーブルトレー CB-CT5
配線整理でまず手をつけるべきなのは、「床を這うケーブルをデスク下に上げること」です。そのために欲しいのがクランプ式のケーブルトレー。サンワサプライの CB-CT5 は、デスク天板の端にクランプで固定するメッシュ素材のトレーで、電源タップと余ったケーブルをすべてデスク下に収めることができます。
工具不要で取り付けられ、デスクに穴を開けないのが最大のメリットです。昇降デスクや賃貸の部屋でも気軽に導入できます。メッシュ構造なので熱がこもりにくく、ACアダプターが複数束まっていても安心。設置後はケーブルが床に落ちず、掃除機が普通にかけられる状態になります。
モニター・PCの電源・充電器・USBハブの電源まで、デスクまわりのほぼすべてを1か所に集約できます。「電源タップを見える場所に置く発想」を捨てた瞬間から、デスクが別物に見えてきます。
すべてのACアダプターを1箱に収めた:Bluelounge CableBox
ケーブルトレーで床のケーブルを上げた後、次の問題が出てきます。「デスク周辺に転がっているACアダプターの束」です。MacBookの充電アダプター、外付けHDDの電源、スピーカーのACアダプター——ゴムのような塊が電源タップに密集している光景は、何とかしたくても触りたくない対象になりがちです。
Bluelounge CableBox は、電源タップとACアダプターをまるごと入れて蓋をするだけのケーブルボックスです。シンプルな箱型で蓋ができ、外から見える部分はコード2本だけになります。デスク下・棚の横・デスク脇のどこに置いてもインテリアを壊しません。
ここだけの話、最初に似たような安価な樹脂製ボックスを試したことがありましたが、熱がこもりやすく放熱の不安がありました。CableBox はスチール製でその点の心配が少なく、長期間使っていても変形や変色がありません。自分は昇降デスクの支柱横に置いていますが、存在感がほぼゼロになりました。デスク周辺を写真に収めたとき、初めて「きれいなデスク」と感じた瞬間でもあります。
ケーブルを毎回探さなくなった:サンワダイレクト マグネットケーブルホルダー 200-CA038
「スマホの充電ケーブルがデスクの裏に落ちている」「外付けSSDのUSBが毎回見つからない」——こういう小さなストレスが地味に積み重なります。マグネット式のケーブルホルダーは、その問題を低コストで解決してくれます。
サンワダイレクトの 200-CA038 は、デスクの天板裏や側面に貼り付けるマグネット式ホルダー3個セットです。使わないときはケーブルの先端をマグネットに引っかけておくだけで、次に使うときはすぐ手の届く位置に待機している状態が作れます。
強粘着の両面テープで貼るだけ、工具不要。USBケーブル・Lightning・USB-Cなど種類を選ばず、コネクター部分を挟んで保持するシンプルな構造です。デスクの見た目を変えるインパクトはないですが、「毎回ケーブルを探す時間」がゼロになる体験はかなり快適です。1日に何度も使う充電ケーブルや有線イヤホンの定位置に貼るだけで、地味なストレスが消えます。
まとめ: 配線は「隠す」「まとめる」「定位置化」の3段階で片付く
配線整理は難しくありません。ただ、順番が重要です。
- サンワサプライ ケーブルトレー CB-CT5:デスク下へのクランプ固定で、床のケーブルを根本からゼロにする
- Bluelounge CableBox:電源タップとACアダプターをまるごと箱に入れて存在を消す
- サンワダイレクト マグネットケーブルホルダー 200-CA038:毎日使うケーブルを定位置化して「探す時間」をなくす
「隠す→まとめる→定位置化」の3ステップで、乱雑なデスク下が整理された状態になります。機材にこだわりを持ち始めたフリーランスが最後に気づく課題のひとつが配線です。道具は整ったのにケーブルだけが取り残されている、という状態に心当たりがあるなら、この3点から始めてみてください。
自分はこの3点を導入してから、デスクを人に見せることへの躊躇がなくなりました。整理に使った時間は2時間程度でしたが、その後毎日感じていたストレスがなくなったことを考えると、費用対効果は悪くないと感じています。

