気分転換にカフェで仕事をしたり、出張先のホテルで急ぎの修正対応をしたり。場所を選ばずに仕事ができるのはWebクリエイターの特権ですよね。
しかし、正直に白状しましょう。「MacBook(またはノートPC)1台だけだと、作業効率、落ちてませんか?」
エディタとブラウザを Cmd + Tab(Windowsなら Alt + Tab)で行き来する無限の繰り返し。画面分割をしてもコードが見切れてしまい、横スクロールのストレスと戦う……。自宅の広々としたデュアルモニター環境に慣れていると、外出先での「シングルモニターの狭さ」は、知らず知らずのうちに生産性を下げ、小さなイライラを積み重ねています。
今回は、そんなノマドワークの課題を解決し、「外出先でも自宅と変わらない生産性」を叩き出すための、携帯性と実用性を兼ね備えたWeb制作ガジェットを4つ厳選してご紹介します。
カバンに入る「拡張デスクトップ」:ASUS モバイルモニター ZenScreen MB16ACE
「外でデュアルモニターなんて大掛かりすぎる」と思っていませんか? 最近のモバイルモニターの進化は凄まじいです。
ASUSの「ZenScreen」は、薄さわずか9mm、重さ約700gという、タブレット感覚で持ち運べる15.6インチモニターです。最大の特徴は、USB Type-Cケーブル1本でPCと接続・給電ができること。ACアダプタを持ち歩く必要がありません。
Web制作において最強なのは、付属のケースを使って「縦置き」ができる点です。縦に置けば、長いCSSファイルやHTML構造を一画面で広く見渡すことができ、メインのノートPCでプレビューを確認しながら、サブモニターで爆速コーディングが可能になります。これ一枚あるだけで、カフェの小さなテーブルが最強のコックピットに変わります。
狭いカフェテーブルを制する:ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール M575S
外出先での作業で意外と困るのが「マウスを動かすスペースがない」問題です。カフェの丸テーブルにPCとドリンクを置いたら、マウスを振るスペースなんて残り数センチ……なんてこともザラですよね。
そこで活躍するのが、親指で操作するトラックボールマウス「M575S」です。本体を動かす必要がないため、デスクの上がどれだけ散らばっていようが、極端な話、膝の上や太ももの上でも精密なカーソル操作が可能です。
トラックボールに慣れていない方は最初は戸惑うかもしれませんが、Photoshopのパス切りや細かいUI調整も、慣れれば親指一本でスイスイ行えます。何より、手首を固定して操作できるので、慣れない椅子や机での作業による身体への負担も軽減してくれます。
視線を上げ、首を守る「透明な」相棒:MOFT ノートPCスタンド
モバイルモニターを使うと視線の移動が増えるため、ノートPCの画面位置が低いままだと、すぐに首や肩が悲鳴を上げます。しかし、ゴツゴツしたアルミ製のPCスタンドを持ち歩くのは荷物になりますよね。
「MOFT」は、ノートPCの底面に貼り付けるタイプの極薄スタンドです。畳めば厚さ3mmと存在感を消し、展開すれば瞬時に画面を数センチ持ち上げることができます。
この「数センチ」が決定的な差を生みます。目線が上がることで背筋が自然と伸び、長時間のコーディングでも集中力が途切れにくくなります。また、PC底面に空間ができることで排熱効率も上がり、重たい処理をする際のPCのパフォーマンス低下を防ぐ効果も期待できます。「荷物を増やさずに環境を良くする」という点において、これ以上の選択肢はありません。
すべてのデバイスを最高速で満たす:Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
ノートPC、モバイルモニター、スマホ、そしてイヤホン。ガジェットが増えれば増えるほど、「充電どうする問題」が発生します。それぞれの純正アダプタを持ち歩くのは重すぎますし、カフェのコンセントが1つしかないことも多いです。
Ankerのこの充電器は、一般的な純正アダプタよりも遥かに小さいサイズながら、3つのポート(USB-C x2, USB-A x1)を搭載し、合計最大65Wの出力が可能です。
これ1つあれば、MacBookを急速充電しながら、同時にiPhoneやモバイルルーターを充電できます。独自の「GaNPrime」技術により、発熱を抑えながら効率よく電力を分配してくれるのも安心ポイント。荷物を極限まで減らしたいノマドワーカーにとって、充電器の小型化・多機能化は必須のアップデートです。
まとめ:場所を選ばず「プロの仕事」をするために
今回は、外出先でも妥協のない作業環境を作るためのガジェットを4つご紹介しました。
- ASUS ZenScreen MB16ACE(USB-C 1本でデュアルモニター化)
- ロジクール M575S(場所を選ばないトラックボール操作)
- MOFT スタンド(視線改善と排熱対策を「持ち歩く」)
- Anker 735 Charger(3台同時充電をこのサイズで)
これらを導入することで、狭いカフェのテーブルや新幹線の座席さえも、高効率な制作スタジオに変えることができます。「外出先だから作業が遅い」という言い訳を自分にさせないためにも、ぜひモバイルワーク環境をアップデートしてみてください。

