文字が溶けるように、あるいは吸い込まれるように、全く別の言葉へ生まれ変わる。 「モーフィング」と呼ばれるこの変形エフェクトは、限られたスペースで複数のメッセージを伝えたい時に絶大なインパクトを発揮します。
純粋なCSSだけで文字の線を直接変形させることはできませんが、「ぼかし」や「光の錯覚」を巧みに利用することで、魔法のように文字がすり替わるアニメーションを作成できます。 この記事では、SWELLにコピペするだけで使える、モダンで洗練されたモーフィング風コードを5つ紹介します。
Implosion Swap(インプロージョン・スワップ)
文字が極限まで中央に吸い込まれて一本の線(または点)になり、そこから爆発するように別の文字へと展開します。タイポグラフィの余白を活かしたスタイリッシュなモーフィングです。
See the Pen Implosion Swap by BaseKENT (@basekent) on CodePen.
調整方法
- 吸い込みの強さ (
-1em): CSSのletter-spacingを-1.5emや-2emなどにすると、さらに強烈に中心へ圧縮され、より「1つの点」に吸い込まれるような鋭い演出になります。 - スピードとキレ:
transition: all 0.6sの秒数を0.4sほどに短くすると、シュッ!と一瞬で入れ替わる、よりSFライクでキレのある変形になります。 - 展開時の文字の間隔 (
0.05em): 通常の文字の開き具合です。タイポグラフィの美しさにこだわる場合、この数値を0.1emや0.2emにして少しゆったり配置すると、展開した時の「スタイリッシュさ」が増します。
Cross Blur Loop(クロス・ブラー・ループ)
強いぼかし(ブラー)を使って、2つの単語が永遠に切り替わり続ける無限ループアニメーションです。シンプルで美しく、ホバーするとその時点で表示されている単語がくっきりと固定されます。
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調整方法
- 切り替わりの間隔 (
6s): 秒数を変更する場合は、.word-bのanimation-delayを必ずその半分の秒数(例:全体が4sならディレイは2s)に設定してください。
Digital Slice Swap(デジタル・スライス・スワップ)
文字が横方向のノイズ(スライス)としてバラバラに崩れ、そのノイズが再結合して別の文字になります。サイバーパンクやテクノロジー系のデザインにマッチする、デジタルな変形エフェクトです。
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調整方法
- 歪みの角度 (
skewX):50degを80degなどのより大きな数値にすると、文字がほぼ横線になるまで激しく歪んでから変形します。 - 移動距離 (
translateX): 数値を大きくすると、左右から勢いよく飛んでくるような演出になります。
Elastic Squeeze(エラスティック・スクイーズ)
テキストが縦方向にペチャンコに押し潰され、跳ね返るように別の文字に変わります。物理的な弾力(エラスティック)を感じさせるポップなモーフィングで、ボタンのホバーエフェクトなどに最適です。
See the Pen Elastic Squeeze by BaseKENT (@basekent) on CodePen.
調整方法
- 押し潰す方向: CSS内の
scaleY(縦方向)をscaleXに変更すると、縦ではなく「横方向」にペチャンコに潰れるモーフィングになります。ドアが回転して裏返るような面白い動きになりますよ。 - 弾力(バウンドの強さ):
transitionのcubic-bezier(0.68, -0.55, 0.265, 1.55)の最後の数値(1.55)を大きくする(例:2.0など)と、より強く「ビヨーン」と跳ね返るようになります。逆に1.0程度にすると控えめな動きになります。 - 文字の長さが違う場合: CSS Gridのおかげで、「Contents(短い)」と「Click Me!(少し長い)」のように文字の長さが違っても、常に一番長い文字に合わせて親の幅が保たれるため、レイアウトが崩れる心配はありません。
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