授業が終わったらノートを提出させて、放課後にどのように子供たちが考えていたか確認する作業はよくみられる光景です。
少人数のクラスならいいのですが、35人学級となると大変ですよね。
ここでは、ノートを集めないために授業中にすべきことを紹介していきます。
子供たちのノートを集める理由
まずは、子供たちのノートを集める理由を考えていきましょう。
- 授業中の子供の思考を確認する
- 子供の理解度を確認する
- きちんと板書ができているか確認する
このようなことを確認するために、先生はノートを集めて放課後に確認します。
それは授業中にできないものでしょうか?
ここからは、これらのポイントを授業中に確認する方法を紹介していきます。
授業中にできてしまえば、放課後に余裕ができますね!
ノートを集めないために授業中すべきこと
ここでは、ノートを集めないために授業中にすべきことを紹介していきます。クラスの実態に合わせて試してみてください。
授業の目標を明確にする
普段の授業でも、本時の目標をきちんと考えておきましょう。
例えば、研究授業のときは、子供が達成すべき目標を3段階ほどで分けると思います。それを簡単にでも事前に設定しておくことで、机間指導をしているときにすぐに子供の理解度を見極めることができます。
座席表を用意する
子供たちの考えや様子を書き込む際に、名簿を使うと思いますが、名簿ではなく座席表を使いましょう。
机間指導をしているときは、名簿順より座席表に書き込んだ方が、スムーズに書き込めるはずです。限られた時間でメモをするためにも座席表を使いましょう。
机間指導を常にする
授業中にはなるべく机間指導していきましょう。全体にしっかり伝えたいときや、黒板を使って説明をするときなどは、教室の前にいる必要はありますが、それ以外は基本、子供たちのところにいましょう。
そして子供たちそれぞれがどのように考えているか、どんどん見て、メモをしていきます。そうすることで、今、子供たちがどのように考えているのかわかるので、後でノートを集める必要がありません。
授業の最後に確認問題を行う
本時の内容をきちんと理解できたか確認するためにも、簡単な確認問題を授業の最後に行いましょう。そして、その結果を簡単にメモしていきます。
これだけは押さえておきたい問題を解かせることで、子供の理解度を確認することができます。
算数の場合は、計算問題で確認できますが、国語や社会などのときはクイズ形式で穴埋め問題に取り組ませてみるのもいいかもしれません。
事前の準備が必要ですが、慣れてくればすぐにできます!
まとめ
ここまで、ノートを集めないために授業中すべきことを紹介してきました。
放課後、ノートを何冊も確認するのはなかなか時間がかかる仕事です。もし授業中にできてしまうのであれば、授業中に行ってしまいましょう。
そして、放課後は別の仕事に使ってなるべく早く帰れるようにしましょうね。