スマホの画面に、登録していない番号。出たほうがいいのか、無視していいのか、迷いますよね。
病院や学校、宅配の連絡かもしれない。でも、詐欺の電話かもしれない。
結論からいうと、知らない番号には、すぐに出なくて大丈夫です。 大事な用事なら、留守番電話に用件が残るか、もう一度かかってきます。
この記事では、出てはいけない番号の見分け方と、出てしまったときの対処、かかってこないようにする設定をまとめます。
「+」から始まる番号は、国際電話
いちばん注意したいのは、「+」から始まる番号です。
「+1」「+44」のように、「+」のあとに数字が続く番号は、海外からの電話です。海外に知り合いがいないのに、この番号からかかってきたら、詐欺の可能性が高いと考えてください。
国民生活センターも、心当たりのない国際電話には「出ない・折り返さない」よう呼びかけています。
実在する会社や役所を名乗ることもある
国際電話の詐欺は、通信会社や役所、警察を名乗ることがあります。
- 「料金が未払いです」
- 「このままだと電話が止まります」
- 「あなたの口座が犯罪に使われています」
こうした話で不安にさせ、お金を振り込ませたり、個人情報を聞き出したりします。本物の通信会社や役所が、海外の番号から電話をかけてくることは、ふつうありません。
ワン切りは、折り返さない
1回だけ鳴って、すぐ切れる電話を「ワン切り」といいます。
着信履歴を見て「誰だろう」と折り返したくなりますが、それがねらいです。
海外の番号にかけ直すと、高額な通話料がかかることがあります。番号によっては、つながった先で有料のサービスに誘導されることもあります。
知らない番号のワン切りには、折り返さない。 本当に用事がある人なら、もう一度かけてくるか、留守番電話に残します。
出るか迷ったときの判断

| 番号 | どうする |
|---|---|
| 「+」から始まる番号(海外に知り合いがいない) | 出ない・折り返さない |
| 知らない番号のワン切り | 折り返さない |
| 知らない国内の携帯・固定電話 | 留守番電話を待つ |
| 非通知 | 出なくていい(大事な用事なら、ほかの方法で連絡が来る) |
留守番電話を、必ず設定しておく
知らない番号に出ない、を続けるなら、留守番電話は必須です。
病院や学校、宅配業者からの電話は、留守番電話に名前と用件を残してくれることがほとんどです。用件を聞いてから、相手の公式サイトに載っている番号にかけ直せば安心です。
番号を検索してみる
かけ直すか迷ったら、番号をそのままネットで検索してみてください。迷惑電話として多くの人が書きこんでいる番号なら、それだけで判断できます。
ただし、検索で出てこないから安全、とはかぎりません。 詐欺の番号は、次々に変わるからです。
出てしまったときの対処

うっかり出てしまっても、あわてなくて大丈夫です。
すぐに切る
相手の名前や用件を聞く前に、切ってかまいません。 失礼にはなりません。
自動音声の指示に従わない
「このあと1番を押してください」のような自動音声の案内には、従わないでください。 番号を押すと、詐欺の担当者につながったり、有料のサービスにつながったりします。
個人情報を言わない
名前・住所・生年月日・カード番号・口座番号・暗証番号は、絶対に言わないでください。「はい」と答えるだけでも、相手は「つながる番号」と覚えてしまいます。
心配になったら、相談する
お金を払ってしまった、個人情報を言ってしまったときは、ひとりで抱えずに相談してください。
- 消費者ホットライン「188」:お金の被害や契約のトラブル
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かもしれないと思ったとき
すでにお金を振り込んでしまった場合は、すぐに振り込んだ銀行と警察に連絡してください。
かかってこないようにする設定
iPhone:知らない番号を消音にする
iPhoneには、連絡先にない番号からの着信を、鳴らさずに留守番電話へ回す設定があります。設定アプリの電話の項目の中にある、「不明な発信者を消音」をオンにします。
着信履歴には残るので、あとから確かめられます。ただし、病院や学校など、登録していない番号からの大事な電話も鳴らなくなるので、留守番電話と一緒に使ってください。
Android:迷惑電話の警告をオンにする
Androidは、機種によって迷惑電話の可能性がある着信に警告を出す機能があります。電話アプリの設定の中で、「迷惑電話」や「発信者番号」といった項目を探してみてください。名前や場所は、機種によってちがいます。
携帯会社の迷惑電話対策サービス
携帯会社によっては、迷惑電話を知らせたり、ブロックしたりするサービスがあります。無料のものと有料のものがあるので、契約している携帯会社のサイトで確かめてください。
固定電話は、国際電話を止められる
実家の固定電話など、海外と電話をしない家なら、国際電話そのものを止めることができます。
国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)に申し込むと、固定電話の国際電話の発信と着信を、無料で休止できます。Webからも申し込めます。
親が一人で暮らしている家などは、家族が代わりに手続きを手伝ってあげると安心です。
家族にも伝えておく
詐欺の電話は、高齢の親や、スマホを持ちはじめた子どもがねらわれやすいです。
- 「+」の番号には出ない
- ワン切りに折り返さない
- お金の話が出たら、切って家族に相談する
この3つだけでも、家族で話しておくと違います。
電話と同じように、SMSで届く詐欺も増えています。見分け方は 宅配の不在通知SMSが偽物かを見分ける方法 にまとめています。子どもに初めてスマホを持たせるときの設定は 子どものスマホデビューで最初にやる設定 も参考にしてください。
まとめ
- 知らない番号には、すぐに出なくて大丈夫。大事な用事なら留守番電話に残る
- 「+」から始まる番号は国際電話。心当たりがなければ出ない・折り返さない
- 通信会社や役所を名乗っても、海外の番号からかけてくることはふつうない
- ワン切りには折り返さない。高額な通話料がかかることがある
- 留守番電話を必ず設定し、用件を聞いてから公式の番号にかけ直す
- 出てしまったらすぐに切る。自動音声の番号を押さない
- 個人情報は言わない
- 困ったら消費者ホットライン188・警察相談#9110
- iPhoneは不明な発信者を消音、Androidは迷惑電話の警告
- 固定電話は国際電話不取扱受付センターで、国際電話を無料で止められる
- 高齢の親や子どもにも、3つのルールを伝えておく

