年末が近づいてから新幹線を調べて、希望の時間帯がすべて満席。仕方なく早朝や深夜の便にするか、自由席で立つ覚悟を決める。
毎年これを繰り返している人は多いと思います。
年末年始の指定席は、発売直後に動きます。逆に言えば、発売日さえ押さえておけば、希望の便を取るのは難しくありません。いつ、どう予約するかをまとめます。
新幹線の指定席は「1か月前の10時」

まずここが基本です。指定席は、乗車日の1か月前の同じ日、午前10時から発売されます。
- 12月28日に乗るなら → 11月28日の10時
- 1月3日に乗るなら → 12月3日の10時
つまり、帰りの切符は、行きより数日あとに発売されます。往復まとめて取ろうとすると、帰りの分はまだ買えません。2回に分けて動く必要があります。
年末は「3〜4日で埋まる」
平常時なら数週間残っていますが、年末年始は別物です。人気路線や時間帯は、発売から3〜4日以内に埋まります。特に東海道・山陽新幹線の下り、12月27〜28日あたりは、発売直後に動く層がいます。
「1か月前になったら考えよう」では遅いということです。カレンダーに発売日を入れておいてください。
えきねっとの「事前受付」は抽選
JR東日本のえきねっとには、発売日のさらに1週間前から申し込みを預けられる仕組みがあります。発売日の1週間前、午後2時から受付が始まります。ここで誤解されやすい点があります。
事前受付は先着順ではなく、抽選です。
- 受付期間中なら、いつ申し込んでも当選確率は同じ
- 早く申し込んでも有利にならない
- 座席の位置は指定できない(通常予約なら指定できる)
つまり、受付が始まったら慌てて申し込む必要はありません。期間内に落ち着いて入れておけば十分です。
座席位置にこだわりがあるなら、事前受付を使わずに発売日の10時に自分で取るほうが確実です。窓側がいい、3人並びで座りたいといった希望があるなら、こちらを選んでください。
飛行機は、もっと早い
新幹線より、飛行機のほうが発売がずっと早いです。年末年始の便は、例年8月下旬ごろに発売されます。冬ダイヤの発表とあわせて、各社が一斉に売り出します。
そして、発売直後がいちばん安いです。年末年始は元々ピーク期で早割の割引率も低いのですが、それでも早期割引を使えるかどうかで1万円前後変わります。
「年末の飛行機を秋に探す」時点で、もう出遅れているというのが実情です。帰省に飛行機を使うなら、夏の終わりに動くものと覚えておいてください。
混雑のピークを外す

日付をずらせるなら、これがいちばん効きます。
| 方向 | ピーク |
|---|---|
| 下り(帰省) | 12月27〜28日の午前 |
| 上り(Uターン) | 1月3日 |
この前後を1日ずらすだけで、混雑はかなり変わります。
時間帯をずらす
日付を動かせない場合は、時間です。
- 早朝6〜8時台 … 比較的空いている
- 19時以降 … 同じく空いている
- 昼前後 … いちばん混む
朝がつらいなら、夜にするという手もあります。夕食を済ませてから乗れば、移動時間が気になりません。
自由席という選択肢
指定席が取れなかった場合でも、方法はあります。ただし、年末年始は自由席も相当な混雑です。立ちっぱなしで数時間ということも珍しくありません。
自由席で座るには、始発駅から乗る、混む号車を避けるといったコツがあります。詳しくは 新幹線の自由席で確実に座る方法 にまとめました。
なお、繁忙期は全車指定席で運転される列車もあります。自由席がない列車に自由席特急券では乗れないので、時刻表で自由席の有無を確認してください。
車で帰省するなら
高速道路の渋滞も、新幹線と同じ考え方です。出発時間を数時間ずらすだけで、所要時間が大きく変わります。具体的な時間の決め方や、休憩・下道の使い分けは 連休の渋滞を避ける方法 にまとめています。
冬の長距離運転には、雪や凍結という別の問題もあります。スタッドレスや立ち往生への備えは 冬のドライブ前に確認したいこと を先に見ておいてください。
予約する前に決めておくこと
慌てて取ると、あとで困ります。
- 帰る日と戻る日 … 発売日が別々なので、両方を先に決める
- 人数と座席の希望 … 並びで座りたいなら、事前受付ではなく発売日に自分で取る
- キャンセル料 … 変更の可能性があるなら、いつから手数料がかかるか確認する
- 荷物の量 … 大型荷物は事前予約が必要な場合がある
大型荷物のスペースは見落とされがちです。東海道・山陽・九州新幹線では、特大荷物を持ち込む場合に事前予約が必要になります。帰省の荷物は増えがちなので、確認しておいてください。
間に合わなかったときの手
満席でも、打つ手はあります。
- こまめに空席をチェックする … キャンセルは常に出ます。特に出発1週間前から動きます
- 時間帯を広げる … 早朝や夜なら空いていることがある
- 乗り継ぎを変える … 一部区間だけ別の列車にする
- 前日または翌日にずらす
キャンセル待ちを狙うなら、出発直前の数日がいちばん動きます。諦めるのはそのあとで十分です。年始の予定を立てるなら 初詣はいつまでに行く? も参考にしてください。
まとめ
- 新幹線の指定席は、乗車日1か月前の同じ日、午前10時から発売
- 帰りの切符は行きより数日あとに発売される。往復を2回に分けて動く
- 年末年始は発売から3〜4日で埋まる。1か月前になってから考えるのでは遅い
- えきねっとの事前受付は発売日の1週間前、午後2時から
- 事前受付は先着ではなく抽選。期間内ならいつ申し込んでも確率は同じ
- ただし座席位置は指定できない。並びや窓側にこだわるなら発売日に自分で取る
- 飛行機は例年8月下旬に発売。新幹線よりずっと早く、発売直後がいちばん安い
- 混雑のピークは下りが12月27〜28日の午前、上りが1月3日
- 時間帯は早朝6〜8時台と19時以降が空いている。昼前後がいちばん混む
- 繁忙期は全車指定席の列車もある。自由席の有無を時刻表で確認する
- 大型荷物は事前予約が必要な場合がある。帰省は荷物が増えるので確認を
- 満席でも諦めない。キャンセルは出発直前の数日にいちばん動く

