クラスのオリジナルゲームを作って、クラスの団結力を高めるとともに楽しく過ごせる学級経営の方法を紹介していきます。
クラスのオリジナルゲームとは？
クラスのオリジナルゲームとは、クラスで新しい遊びを考えることです。
鬼ごっこやドッジボールも楽しいですが、せっかくならそのクラスだけのゲームを考えてみませんか？
子供たちは遊びの達人です。
大人が考えるよりも簡単にかつ自然にオリジナルゲームを考えます。
子供たちの力を借りて、クラスのオリジナルゲームを考えてみましょう。
小学校の学級経営にオリジナルゲームをおすすめする理由
小学校の学級経営にクラスのオリジナルゲームをおすすめする理由はいくつかあります。
オリジナルゲームを決めるとき自然と活発な話し合い活動ができる
国語や道徳の時間に話し合い活動の時間をとることはありますが、子供たちはどうしても受け身というか「授業だから感」がいなめません。
ですが、クラスのオリジナルゲームを考えるときの話し合い活動は自然と活発に積極的になります。
その積極的な話し合い活動を何回も経験させることで、授業での話し合い活動にも活かすことができます。
試行錯誤しながらクラスみんなでゲームを作り上げる一体感を味わえる
クラスのオリジナルゲームを考えるとき、基本的には先生はノータッチです。それが小学校の学級経営において重要です。
話し合いを聞いていて、ちょっと無理そうなルールがあっても、とりあえず見守ります。そしてある程度まとまったら、実践させてみましょう。
うまくいったところ、うまくいかなかったところを、また話し合ってどんどん試行錯誤してオリジナルゲームの精度を高めていきます。
きっと自然に友達同士で改善点を話し合います。それがクラスみんなに広がり、みんなでゲームを作り上げる一体感を味わうことができます。
それもとても大切です。
オリジナルゲームで楽しく遊ぶことができる
完成したクラスのオリジナルゲームは、きっと楽しいゲームになっているに違いありません。
そのゲームを昼休みに遊ぶことで楽しく学校生活を送ることができます。また、一生の思い出にも残るはずです。
クラスのオリジナルゲームの作り方
ここからは実際にクラスのオリジナルゲームの作り方を説明していきます。
先生から趣旨の説明
まずは、先生から子供たちにクラスのオリジナルゲームを作る話をしてあげましょう。話す内容はクラスの実態に合わせて欲しいのですが、次のことを伝える必要があります。
- このクラスの新しいゲームをみんなで考えてほしい
- 話し合いに先生は基本参加しない
- みんなで司会を決めたり意見を出したりしてほしい
必ず子供が主体となるように心がけましょう。
子供主体の話し合い活動
話し合い活動の最初は、先生が御膳立てしてあげてもいいかもしれませんが、基本的に子供たちだけで話し合いを進めるようにしましょう。
ついつい先生が口を挟みたくなってしまうと思いますが、ちょっと我慢です。
話し合いの時間も15分とかではなく、しっかり45分時間を使いましょう。国語や学活の時間を使うのがいいかもしれません。
話し合いをしたい時間は、事前に先生に相談させるなど、その時間確保も子供たち発信で行うようにします。
先生は話し合いには基本的にノータッチですが、「許可」が絡む場合のみ相談させましょう。例えば工程を使いたいとか、必要なものがあるときなどです。
実践
話し合いをして、ある程度オリジナルゲームの形ができたら、実践してみましょう。
うまくいった部分とうまくいかなかった部分にきっと気づけるはずです。
もし話し合いの時点で、先生がルールの穴に気付いてもあえて触れないでください。実践してうまくいかないことを気づかせることが大切です。
振り返り、改善点の話し合い
オリジナルゲームの実践が終わったら、できればすぐに振り返りと話し合いの時間を確保しておいてあげましょう。
記憶が新しいうちに振り返りや改善を行います。
ゲームのことになるので、かなり活発に話し合いが進むはずです。
実践→振り返りの繰り返し
そして、また実践→振り返り→実践→振り返り…と繰り返していきましょう。きっとだんだんと精度が上がってくるはずです。
もちろん時間が長くかかることは覚悟しましょう。1ヶ月以上はかかると思ってくださいね。
期間が長ければ長いほど、完成したときの達成感は素晴らしいものです。
完成
何度も試行錯誤を繰り返し、やっと完成したら盛大に褒めてお祝いしてあげましょう。子供たちはきっと、かなりの達成感や一体感を感じているはずです。
クラスのオリジナルゲームは、子供たちにとって特別な遊びになります。
ことあるごとに昼休みや休み時間に一緒になって遊びましょう。
まとめ
本記事では、クラスのオリジナルゲームを作って小学校の学級経営に活かす方法を紹介してきました。
正直、高学年向きの実践ですが、学級経営のためにはかなりおすすめです。
しかし、子供を信じて任せる気持ちが大切です。先生は口を挟まず、決して急かさず、あたたかく見守ってあげましょう。・
