小学校におけるユニバーサルデザインとは?

すべての子供が「わかる・できる」をめざした学習するには、子供が安心して過ごせて、学習に集中して取り組むことができる環境が必要です。

本記事では、小学校におけるユニバーサルデザインとはどんなものなのか紹介していきます。

ユニバーサルデザインとは?

ユニバーサルデザインとは?

そもそもユニバーサルデザインとは、教育用語ではなく一般社会に浸透している言葉です。文部科学省では、以下のように示されています。

「ユニバーサルデザイン」は、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用
しやすいようあらかじめ都市や生活環境をデザインする考え方。

引用:ユニバーサルデザイン 2020 行動計画|文部科学省

ユニバーサルデザインのUniversal Designの頭文字をとってUDと表されることもあります。

ユニバーサルデザイン7原則

ユニバーサルデザイン7原則

ユニバーサルデザインの考え方は、ノースカロライナ州立大学のユニバーサルデザインセンターを設立したアメリカのロナルド・メイス教授らにより提唱されました。

ユニバーサルデザインセンターによる「ユニバーサルデザインの7原則」は以下のとおりです。

  1. 誰でも公平に使える
  2. 自由な使い方ができる
  3. 使い方が簡単で誰でも理解できる
  4. 必要な情報がわかりやすく理解できる
  5. 間違った使い方をしても事故を起こさない
  6. なるべく少ない負担で使用できる
  7. 使いやすいスペースや広さが確保されている

クラスでユニバーサルデザインを活用するときに参考にしてみましょう。

教育におけるユニバーサルデザイン

教育におけるユニバーサルデザイン

小学校教育におけるユニバーサルデザインとはどういったものでしょうか。ユニバーサルデザインの研究をしている日本授業UD学会では以下のように定義しています。

特別な支援が必要な子を含めて、通常学級におけるすべての子が楽しく学び合い『わかる・できる・探究する』ことを目指す授業デザイン

引用:授業UDとは、何ですか?|日本授業UD学会

つまり、クラスの子供たち全員が安心して過ごせるクラスを目指し、全員がわかりやすい授業を目指すことになります。

先生

先生として当たり前に目指すものを言語化したものがUDということですね

小学校で取り入れられるユニバーサルデザイン

小学校で取り入れられるユニバーサルデザイン

小学校でユニバーサルデザインを取り入れるには、学級づくり・授業づくりにおいて以下のようなポイントがあります。

学級づくり

  • 安心できる・居場所のある学級
  • 整理された環境
  • 明確なルール

すべての子供が楽しく学び合えるようにするためには、まずは安心できる学級づくりが必要です。そのためにはまずは学級経営を大切にしましょう。

クラスが安心であるからこそ、授業にも安心して取り組むことができるようになります。

こちらの記事では、ユニバーサルデザインにおいて重要な学級経営について解説しています。

関連記事

小学校の学級経営をするときに、大切にしてほしいことを6つ紹介します。それらの大切なことを踏まえて、どんな学級にしたいか考えてみましょう。 小学校の学級経営で大切なこと6選! 小学校の学級経営で大切なことは全部で6つあり[…]

授業づくり

  • 授業構成の工夫
  • 情報伝達の工夫
  • 一人ひとりの学びへの対応

導入で子供の意欲や集中を高めたり、しっかりと本時の目標を示すことで、見通しを持って授業に取り組むことができます。

また、ICTやわかりやすい掲示物などを利用して、わかりやすく情報を伝えることこそユニバーサルデザインにおいては重要になってきます。

先生

先生としてのスキルが重要ってことですね!

まとめ

ここまで、小学校におけるユニバーサルデザインについて説明してきました。

すべての子が楽しく学び合い『わかる・できる・探究する』ことを目指す授業をすることが小学校でのユニバーサルデザインにおいて大切です。

そのためにも、学級づくりや授業づくりを意識していきましょう。