【小学校の先生必見】小学校の学級経営で大切なこと6選!どんな学級にしたい?

小学校の学級経営をするときに、大切にしてほしいことを6つ紹介します。それらの大切なことを踏まえて、どんな学級にしたいか考えてみましょう。

小学校の学級経営で大切なこと6選!

小学校の学級経営で大切なこと6選!

小学校の学級経営で大切なことは全部で6つあります。

これらのことを意識しながら、どんな学級にしたいか考えてみましょう。

ここからは、それぞれ学級経営で大切なことを詳しく解説していきます。

小学校の学級経営で大切なこと①目の前のクラスの理想の姿を考える

小学校の学級経営で大切なこと①目の前のクラスの理想の姿を考える

小学校の学級経営で大切なことの1つ目は、「目の前のクラスの理想の姿を考える」ということです。

学級経営は、自分が受け持ったクラスの理想の姿を考えることが、まず第一に大切です。

クラスにいる子供たちによって、クラスの雰囲気は変わります。同じクラスというのは一切ありません。

そのため、目の前の子供たちと関わってからどんなクラスにしたいか理想の姿を考えてみましょう。

先生の理想を押し付けない

先生の理想を押し付けない

学級経営は、クラスの経営方法です。そのため、先生がこんなクラスにしたいという理想を全て押し付けてはいけません。

小学校の先生は、いろんなクラスを担任します。クラスの子供達が変われば、クラスは全く違うものになります。そのクラスに合わせて、理想の姿を考えましょう。

先生自身の理想のクラスイメージを持つことは大切ですが、それだけに固執してしまうと、目の前のクラスとのズレが生じてしまいます。担任しているクラスの特徴をよく考えて理想の姿を考えましょう。

先生

学級経営の理想は毎年変わっていきますね

小学校の学級経営で大切なこと②先生と子供のつながりを意識する

小学校の学級経営で大切なこと②先生と子供のつながりを意識する

小学校の学級経営で大切なことの2つ目は、「先生と子供のつながりを意識する」ということです。

「クラスのことをどうにかよくしたい!」と意気込んだとしても、一人ひとりの子供たちとのつながりを疎かにしてはいけません。

クラスのことを考えすぎて、先生から子供たちとの関わりが広く浅くなってしまっては、クラスの子供たち誰とも信頼関係を築けずにつながりを保つことができません。

クラス人数が多いかもしれませんが、先生と子供一人ひとりのつながりを意識していきましょう。

広く浅くの関係は子供たちも気づいてしまう

広く浅くの関係は子供たちも気づいてしまう

担任の先生がクラスの子供たちと関わるとき、なんとなく広く浅く関わってしまうと、子供たちにもその雰囲気は伝わってしまいます。

しっかり先生と子供一人ひとりのつながりを意識することは重要です。広く深く関わっていくことが理想です。

先生

子供の立場になれば、きちんと関わってくれる先生がいいですよね

小学校の学級経営で大切なこと③子供同士のつながりも意識する

小学校の学級経営で大切なこと③子供同士のつながりも意識する

小学校の学級経営で大切なことの3つ目は、「子供同士のつながりも意識する」ということです。

学級経営を考えるときに、「先生がどうにかしてあげたい」とういう気持ちが現れがちですが、きちんと子供同士の関わりやつながりも意識していきましょう。

例えば、学習面においてはグループ学習話し合い活動を効果的に増やしたり、生活面においてはわからないことをすぐ先生に聞くのではなくて、まずは子供同士で考えたり相談させたりと、子供と子供のつながりを意識しましょう。

友だちじゃないクラスメイトとも仲良くすることの大切さ

友だちじゃないクラスメイトとも仲良くすることの大切さ

友だち同士であれば、協力したり、相談したりすることは全く難しくありません。友達までは行かないクラスメイトとも協力することが、ここでは大切になってきます。

もちろんこれからの大人の社会でも、それなりの距離感の人とうまく関わることも大切です。その練習でもあるので、子供同士のつながりも意識しましょう。

先生

仲良し以外のことも協力することは大切

小学校の学級経営で大切なこと④安心・安全であること

小学校の学級経営で大切なこと④安心・安全であること

小学校の学級経営で大切なことの4つ目は、「安心・安全であること」ということです。

子供にとって、自分のクラスが安心できる場所、安全な場所だということはとても大切なことです。

毎日行く教室が、安全・安心であることはまず大前提として必要です。もし、学級が荒れていて、ものがなくなってしまう暴力を受けてしまうなど、そんな安全でないクラスにはいきたくなくなりますよね。

子供が安心して登校できるようにするためにも、学級経営をきちんと行う必要があります。

安心・安全な学級にするために

安心・安全な学級にするために

安心・安全な学級にするためには、先生と子供の信頼関係が大切です。クラスの中で、ダメなことが起きてしまったらきちんと先生が叱ってくれるという信頼関係が必要です。

クラスの中で、間違った出来事が起きてしまうことは仕方のないことです。それをきちんと軌道修正してあげることが大切です。

先生

安心・安全の根底にあるのは信頼関係

小学校の学級経営で大切なこと⑤子供が自律できるように育てる

小学校の学級経営で大切なこと⑤子供が自律できるように育てる

小学校の学級経営で大切なことの5つ目は、「子供が自立できるように育てる」ということです。

学級経営は、先生が意識していくことですが、あまり手をかけすぎてしまうこともよくありません。子供たちが自律して、自分たちで考え行動することが大切です。

理想のクラスの姿としては、先生がいなくても子供たちだけで考えて行動できるクラスです。先生からの指示がなくても、自分たちで考えて行動できるようなクラスを目指しましょう。

自律したクラスにするために

自律したクラスにするために

自律したクラスにするためには、きちんと準備をしてあげましょう。

  • グループ学習や話し合い活動を多く取り入れる
  • わからないことがあったとき、すぐに先生に聞かずに子供同士で考えさせる
  • 先生がいなかったときどうすべきか事前に確認しておく

これらのことをクラスで共有しておくことで、自律したクラスを目指すことができます。

先生

自律したクラスなら出張も安心♪

小学校の学級経営で大切なこと⑥必ずPDCAで確認する

小学校の学級経営で大切なこと⑥必ずPDCAで確認する

小学校の学級経営で大切なことの6つ目は、「必ずPDCAで確認する」ということです。

学級経営でなく、どの計画においても重要なことですが、きちんとPDCAで確認しましょう。

PDCAとは?

PDCAはさまざまなところで聞く言葉ですが、文部科学省の文章に以下の記載がありました。

PDCAサイクルのPは計画(Plan)、Dは実施(Do)、Cは評価(Check)、Aは改善(Action)を指していて、教育課程の改善や授業改善のひとつの方法といえます。

引用:教育活動におけるPDCAサイクルの確立からのアプローチ|文部科学省
PDCAサイクル

小学校の学級経営では、まずは学級経営計画を考え実施し、学期末に評価し、次の学期に改善策を考え、また計画実施します。

そのような一連のPDCAサイクルを、業務として機械的にこなすのではなく、きちんと主体的に取り組んでみましょう。

学期ごとの評価ではなく、毎月いまの学級経営で問題ないか確認することは大切です。自分なりにもPDCAでチェックしていきましょう。

先生

授業もそうだけど「ふりかえり」は大切!

まとめ

ここまで、小学校の学級経営で大切なことを紹介してきました。ご自身のクラスの学級経営計画を考える前に、確認しておきましょう。

こちらの記事では、そもそも学級経営とはどういったものなのかを解説しています。合わせてお読みいただき、学級経営のヒントにしてください。

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