ここでは、「転職しようかな」と思った教員がいち早くやるべきことを紹介していきます。
思い立ってすぐに転職できるものではないので、しっかり準備しておきましょう。
転職を考えた教員がいち早くやるべきこと
「教員辞めたいな」から「教員から転職したいな」と考えたときは、できるだけ早く次のことをやっておきましょう。
- 家族に相談をする
- 貯金の確認をする
- 人生設計を考える
- 転職エージェントに登録する
- 必要なスキルを身につける
それぞれ詳しく解説していきます。
教員が転職を考えたら「家族に相談する」
まずはすぐに家族に相談しましょう。
絶対にあなただけで決断してはいけません。
家族には信頼が大事です。
「反対されそうだから、相談したくないな」
「自分の仕事だし、相談せずに決めちゃおうかな」
そんなことを思って、一人で決めてしまうと絶対に後悔してしまいます。
相談してもらえなかったという想いがいつまでも残る
あなたが勝手に教員を辞めること、転職することを決めてしまったとします。
すると、あなたの家族には「相談してもらえなかった」という想いがいつまでも残ってしまいます。
家族は信頼できてこその家族です。
そのような状態で、あなたと相談してもらえなかった家族とは信頼の絆でつながっているでしょうか。
だからこそ誰よりも早く相談する
そんな暗い未来が待っていたら、悲しいですよね。
そうならないためにも、教員を辞めたいことや転職をしたいことを、すぐにでも家族に相談しましょう。
反対されてもいいじゃないですか。
もし、本当にあなたの気持ちが変わらないなら、時間をかけて説得すればいいんです。
だから転職を考えたらいち早くやるべきことなんです。
教員が転職を考えたら「貯金を確認する」
家族に相談をしたら、あなたの貯金を確認してみましょう。
教員を辞めて、転職をしたいと思っても、最悪の場合転職がうまくいかないときもあります。
また、公務員である教員とは違い、一般企業などはいつ倒産したり解雇されたりするかわかりません。
もしかしたら「転職してすぐに倒産」なんてこともあるかもしれないのです。
無職になっても半年は生活できる貯金はあるか
最悪の場合に備えて、万が一無職になってしまっても、半年は生活できる貯金があるか確認しておきましょう。
貯金を確認するポイントは以下の3つです。
- 退職金はカウントしない
- 1か月の生活費は多めに考える
- これからの収入を考えない
退職金はもらえますが、今回の貯金には考えないでおきましょう。
また、1か月の生活費も必ず多めに考えてください。
急な冠婚葬祭もあったり、避けられない出費もあったりすると思います。
そして、これからの収入をあてにするのではなく、現在の貯金額で考えてください。
そこまでシビアに考えておかないと、本当に万が一のときは大変です。
お金がないなら転職できない
教員として働いている状態で、お金がないのであれば、正直転職すべきではありません。
公務員である教員の収入は比較的高い水準にあります。
そのため、転職したら多くの場合、収入は下がってしまいます。
だから、貯金額を確認してみて、最悪無職になってしまったとき生活できないような場合は、転職は少し先に伸ばしましょう。
教員が転職を考えたら「人生設計を考える」
家族にも相談して、貯金も確認できたら、あなたとあなたの家族の人生設計を考えましょう。
今、転職をして大丈夫ですか?
教員から転職をしたら、おそらくこのような影響が出てきます。
- 数か月〜1年くらいは仕事に慣れないから大変
- 収入は下がってしまう
- 転職先によっては将来が不安定になってしまう
上記のようなことを考えたとき、あなたの人生設計的に、今、転職して問題ないですか?
人生のイベントはたくさんある
あなたやあなたの家族の人生にはたくさんのイベントが待ち受けています。
- 結婚式
- 新婚旅行
- 出産
- 育児
- 進学
- 介護
かんたんに考えるだけでもたくさんのイベントがありますね。
そして、どのイベントも、大変でお金がかかります。
現実的な話、時間とお金がないと何もできないんです。
直近2年以内に人生のイベントの予定があったらNG
もし、これから2年以内に、大きな人生のイベントがあるのであれば、転職のタイミングではないかもしれません。
あなた自身のためにも、よくないと思います。
慣れない転職に疲れながら、大事な人生のイベントに取り組むのは、きっと後悔してしまいますよ。
教員が転職を考えたら「転職エージェントに登録する」
家族にも相談して、貯金もあって、タイミングにも問題がなかったら、いよいよ転職の準備を始めましょう。
いうまでもないことですが、まずはネットなどで調べて自分で情報収集はしておいてくださいね。
そうしたら、まずはどこでもいいので転職エージェントに登録して、転職活動とは具体的に何をすればいいのか、一緒に考えてもらいましょう。
教員で全て自分で転職活動するのは正直無理
「転職のサイトとかに登録するの嫌だな」
「なんか面倒だな」
とか思って、自分で転職活動しようとしている先生がいたら、全力で止めます。
本当におすすめしません。
教員を辞めたあと、時間がある状態で自分で転職活動するのであれば問題ないですが、教員をやりながら、きちんと満足のいく転職活動はできません。
転職活動はやることがいっぱい
自分に合う仕事を見つけて
収入や待遇を確認して
企業に連絡して
履歴書などの書類を準備して
面接対策をして
会社に行って面接して
1つの企業に面接に行くだけで、これだけやることがあります。
それを、教員をやりながらできますか?
なかなか厳しいですよね。
そして、できたとしても、それは本当にちゃんと満足のいく転職に繋がりそうですか?
考えるまでもありませんね。
転職エージェントはあなたの執事
忙しく働いているあなたにとって、充分な転職活動をする時間を確保できません。
そこで転職エージェントに登録しておけば、あなたが仕事をしている間に、あなたにぴったりの求人を見つけてきてくれます。
そして、書類作成をサポートしてくれたり、面接対策も教えてくれたりします。
あとは面接に行くだけです。
しかも、それらのサポートを無料で受けられるんですよ。
ここまで言われると、自力で転職活動することがもったいない気がしてしまいますよね。
こちらの記事では、教員におすすめの無料で使える転職エージェントを紹介しています。
参考にしてください。
教員が転職を考えたら「必要なスキルを身につける」
転職について少し本気になってきたら、転職に必要なスキルを身につけ始めましょう。
どんなスキルにも言えることですが、すぐに身につくスキルはありませんよね。
だからこそ、転職を考えたらいち早くスキルを身につけ始めるべきです。
スキルがない教員は転職に不利
よく聞くのが「教員は何もスキルがないから転職に向かない」ということです。
誤解を解いておくと、一般企業などで通用するようなビジネススキルや他の業界でも活かせる専門的なスキルのことです。
もちろん先生たちは教育のプロですから教育スキルを身につけていますが、残念ながら転職で発揮できる求人はなかなかないでしょう。
もちろん、塾や家庭教師などの教育業界に転職するのであれば、元教員ということは大きな武器になります。
スキルが必要な仕事は収入が高い
専門的スキルを身につけることはかんたんではないので、その分、仕事になったとき収入も高くなります。
プログラマーや会計士など、専門的なスキルが必要な求人は、他の求人よりも待遇が良くなっている傾向があります。
教員がスキルを独学するのは不可能
これも、転職活動と同じですが、忙しい教員にとって、スキル独学のハードルはかなり高いです。
ほぼ100%の人が挫折してしまうでしょう。
そして、後回し後回しになってスキルを習得できずに、満足のいく転職ができないかもしれません。
そうならないためにも、オンラインスクールなどを活用する必要があります。
オンラインスクールがおすすめ
正直、一番挫折しにくいのは、対面型の教室に行くことです。
ですが、忙しい先生は教室にまで行く時間がもったいないですよね。
そのため、2番手ですがオンラインスクールを活用しましょう。
きちんと担当の先生がついてくれて、質問できるカリキュラムがいいでしょう。
ただ、動画やテキスト見るだけのカリキュラムは独学と変わらないので、もったいないです。
身につけておくといいスキルはプログラミング
転職する・転職しないに関わらず、教員はプログラミングスキルを身につけておくといいです。
転職する場合は、転職に有利なことは当たり前ですが、教員を続けたい先生にとっても仕事の中でプログラミングスキルを充分に活かすことができます。
くわしくはこちらで解説しているので参考にしてください。
転職を考えている教員以外でも、プログラミングスキルを身につけておいて損はありません。 むしろこれからは、プログラミングスキルを身につけておいた方が有利になる場合もあるので、確認しておきましょう。 教員がプログラミングスキルを身[…]
また、こちらでは無料体験や無料相談ができるプログラミングスクールを紹介しています。
小学生のうちからプログラミングの基礎を学ぶことになり、教員にもプログラミングスキルが必要になりました。 また、IT業界に転職しようと思っている先生は、仕事をしながらプログラミングスキルを身につける必要もあります。 プログラミン[…]
まとめ
ここまで、転職を考えた教員がいち早くやるべきことを紹介してみました。
「転職をしたい!」という決断ができていなくても、少しずつ早めに行動しておきましょう。