ここでは、教員を辞めたいと思ったときに、相談することの大切さについてお話していきます。
教員を辞めたい気持ち、誰かに相談できますか?
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こればっかりは、性格上の問題ですが、人によって「すぐに相談できる人」「なかなか相談できない人」はいると思います。
すぐに相談できる人にとっては、あまり問題はないと思いますが、なかなか相談できない人にとっては、人に相談することのハードルは高いことでしょう。
とくに「教員を辞めたい」という内容であれば、なおさらです。
あなたは誰かにその気持ちを相談できますか?
相談することは弱いことじゃない
もしかしたら、相談できない人の中で、「相談すること=弱いこと」と思っている人もいるのではないでしょうか。
- すぐに弱音をはいてみっともない
- 他人に弱みを握られたくない
- 自分ができないことを周囲に知られたくない
そんな思いもあるのだと思います。
きっとそうやってずっとがんばってきたんですよね。
弱音を吐かずに、弱さを見せずに、平気だと装って、きっと今までがんばってきたんだと思います。
もちろんがんばることも大切です。
自分だけで乗り越えることも大切です。
でも、それだと辛くないですか?
辛くなかったですか?
誰かに話したい、相談したい、想いをぶつけたい、そう思ったことはありませんか?
ずっとひとりでがんばってると、きっとつらくなっちゃいます。
ここらへんで、少し誰かに相談してみませんか?
誰かに相談すること、誰かを頼ることは、決して弱いことではありません。
むしろ、人に頼ることができるのはすごいことだと思います。
もしかしたら、あなたも気づいているんじゃないですか?
「すぐに相談できる人、すぐに人を頼れる人っていいな」
「人に頼るって仲間を大切にしているみたいでいいな」
って。
そうなんですよね。
人に頼るって、自分が弱いから人を頼るのではなくて、相手を信じているからこそできるんです。
だから、相談するって、相手を信じることなんです。
そう思えば、少しだけ「相談してみようかな」って気持ちになれましたか?
家族には必ず相談すること
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教員を辞めたいという気持ちは、必ず家族に相談をしてください。
結婚をしていれば、その相手に、
まだ結婚をしていないのであればパートナーに、
パートナーもいないのであれば、親などの家族に、
必ず相談しましょう。
相談せずに、勝手に辞めることは絶対に反対します。
相談=信頼
家族においては、相談することが信頼していることにつながります。
家族にとって、信頼は大切です。
これからもずっと一緒にいるので、信頼がないとやっていけないでしょう。
あなたが教員を辞めることを相談しなかったら、どうなってしまうと思いますか。
もし相談しなかったら
ここでは、仮にあなたが家族に相談もせずに、教員を辞めてしまったとします。
すると、その相手はどう思うでしょうか。
「自分には何も相談してくれなかった」
という、マイナスの想いをずっと、ずっと抱えていくことになるでしょう。
あなたの教員人生最後の日、「お疲れ様」って言ってくれると思いますか?
心から、あなたのことを労ってくれると思いますか?
新しい仕事に就いて、
「こんなことがあったんだ」
「あんなことがあったんだ」
そうやって話をしているときに、家族はどんな気持ちになっていますか?
あなたが新しい仕事の愚痴でもこぼしたとき、あなたの家族はどんなことを思うでしょうか。
この先ずっと、そんなことがつきまとうかもしれません。
そして、ちょっとしたことで喧嘩になったとき、
「あのとき、自分には何も相談してくれなかった」
と思ってしまうでしょう。
こんな暗い未来が待っているかもしれません。
相談したらおそらく反対される
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教員を辞めたいと相談すれば、ほとんどの場合は反対されるでしょう。
安定した公務員である教員の仕事は、大変だとしても手放すべきではないと、ほとんどの人が考えるからです。
もちろん、あなたが見るからに辛そうに見えたり、心身に影響が出ているときは「すぐに辞めよう!」と言ってくれると思いますが、そうでない場合は、難しいでしょう。
あなたの気持ちを再確認しよう
反対されて「やっぱ辞めるべきではないよね」って思うのなら、それはそれでいいと思います。
やはりよっぽどのことがない限り、辞めるべきではないと思うからです。
反対されたくらいで、揺らぐような気持ちなら、正直辞めるべきタイミングではありません。
考え直しましょう。
一方、反対されて「なにくそ!」って揺らがない気持ちがあれば、その気持ちを大切にした方がいいでしょう。
だからといって、相手を敵だと思って話を受け付けないのはよくありません。
どんな意見も受け止める広い心を持つことが大切です。
敵だから反対しているのではない
あなたの相談に対して反対してくるのは「敵だから」反対するわけではありません。
むしろ、あなたのことを本当に大切に思っているから反対するのです。
でも、そういうときは
「なんで自分の気持ちをわかってくれないんだ」
という苛立つ思いを抱えてしまいます。
「だから相談したくなかったんだよ」
そんな気持ちもあるのではないでしょうか。
でも、少し冷静になって考えてみましょう。
本当に、あなたの敵だったら、必死になって反対しませんよ。
「いいんじゃない?」って適当に話します。
むしろもっと危険な橋を渡らせようとして、変なアドバイスをしてくるかもしれません。
そういう人たちがあなたのことを考えていない、いわゆる「敵」なのです。
本気で止めてくれる人は、敵ではありませんよ。
ちゃんと説明できるようにする
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教員を辞めることを反対されたら嫌だなって、誰もが考えることです。
でも、相談したら当たり前のように反対されると思いますよ。
それならば、きちんとあなたが思っていること、考えていることを伝えて、理解してもらいましょう。
説明できなければ辞めるべきではない
教員を辞めたい理由をきちんと説明できないのであれば、辞めるべきではありません。
正直、そんな適当に辞めるべきではありません。
社会はそれほど甘くはないです。
おそらく、なにかしらの仕事に転職することはできます。
でも、適当な気持ちで教員を辞めた経験があるから、その仕事も長続きしないかもしれません。
それならもう少しだけ先生を続けてみた方が長いスパンで見ていいと思います。
説明して説得する
あなたが今どんな気持ちでいるのか、どんな立場にいるのか、きちんと説明して、教員を辞めることを説得しましょう。
あなたはずっと、教員を辞めることを考えてきたはずです。
たくさん悩んできたはずです。
その想いをきちんと伝えてみませんか。
ちゃんと、想いを込めれば伝わるはずです。
家族を説得せずに辞めてはいけない
説得しても、家族が理解してくれなかったら、それでも説得を続けましょう。
ずっと続けて、納得するまで説得しましょう。
絶対に、強引に退職してはいけません。
それでは、相談せずに辞めるときと同じような未来が待っています。
理解してくれないからといって、勝手に辞めてしまうとあなたの家族はきっとこう思います。
「自分の話も聞かずに勝手に辞めた」
こんなマイナスの感情を持ち続けることになってしまいます。
もちろん信頼もされなくなってしまう可能性もあります。
そこまでして、教員を辞めなければいけないのでしょうか。
相談することの大切さ
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教員を辞めたいとき、相談することはとっても大切なんです。
相談すれば、何かアドバイスをもらえるかもしれません。
何か悩みを解決できるかもしれません。
それらも大切ですが、それだけじゃないんです。
相談することは、信頼しているということなんです。
それが一番大切なんです、
相談することは弱いからではありません。
相談することは怖いことではありません。
相談することは嫌なことではありません。
相談することは、相手を信じることなんです。
だから大切なんです。
とくに「教員を辞める」ということは、あなたにとって大きな決断です。
でも、それと同時にあなたの家族にとっても大きな決断なんです。
それを相談もなく決められてしまったら、家族はどう思うでしょうか。
あなたはひとりじゃないんです。
家族の一員なんです。
家族のことは、家族と相談して決めてください。
ひとりで決めたら、絶対後悔します。
私がそうだったから。
だからあなたには後悔してほしくないんです。
絶対に相談してください。
もし、それでも誰かに相談しにくいなって思うのであれば、私でもいいので相談してください。
顔も見えない、誰かもわからない人に一度相談してみましょうよ。
そうしたら、相談することの良さがわかるかもしれませんよ。
ひとりで抱え込まないでくださいね。
そんなときは、お問い合わせフォームからご相談ください。