冬のガス代の明細を見て、驚いたことはありませんか。
暖房にガスを使っていない家でも、冬はガス代が上がります。理由はお湯です。
水道の水が冷たくなるので、同じ温度のお湯を作るのに、夏よりずっと多くのガスを使うからです。お風呂、シャワー、台所の洗い物…。家で使うガスの多くは、お湯をわかすために使われています。
この記事では、冬のガス代を下げるための、お湯の使い方をまとめます。どれも、今日からできることばかりです。
いちばん効くのは、お風呂の入り方

家族で、間をあけずに続けて入る
お風呂のお湯は、時間がたつと冷めます。 冷めたお湯を温め直す追い焚きには、ガスをたくさん使います。
資源エネルギー庁の試算では、お風呂に間をあけずに続けて入り、追い焚きをしないようにすると、ガス代が年間で約6,190円の節約になるとされています(2時間放置して冷めた200Lのお湯を、1日1回追い焚きする場合と比べた試算)。
家族がいる家は、入る時間をなるべくまとめるだけで、追い焚きの回数が減ります。
ふたを閉めておく
お風呂のお湯は、表面から熱が逃げていきます。 入っていないときは、ふたを閉めておくと、冷めにくくなります。
ふたがない場合は、浴槽の大きさに合わせた保温シートを浮かべる方法もあります。
お湯の量を少し減らす
浴槽のお湯を少し減らすと、わかすのに使うガスも減ります。肩までつかりたい人は、半身浴にする必要はありませんが、あふれるほど入れていないか一度見直してみてください。
シャワーは、1分短くする
1分で、年間約2,070円
シャワーは、出しっぱなしにしている時間が長くなりがちです。
資源エネルギー庁の試算では、45℃のお湯を流す時間を1日1分短くすると、ガス代が年間で約2,070円の節約になるとされています。
シャワーの時間を短くするコツ
- 髪や体を洗っているあいだは、シャワーを止める
- 手元で止められるシャワーヘッドを使う
- お湯が温まるまで出している水を、バケツにためて掃除などに使う
給湯器の温度を見直す

必要以上に高くしていないか
給湯器の設定温度が高すぎると、蛇口で水を混ぜてぬるくすることになり、ムダにガスを使います。
- 台所の洗い物は、少し低めの温度でも十分なことが多い
- お風呂やシャワーは、ちょうどいい温度に設定して、水を混ぜずに使う
ただし、温度を下げすぎて、お湯をたくさん使うようになっては逆効果です。家族にとってちょうどいい温度を探してください。
使わないときは、給湯器の電源を切る
給湯器のリモコンの運転スイッチは、お湯を使わない時間(外出中や夜中)は切っておくと、待機の電気を節約できます。冬場の凍結防止の機能がある機種もあるので、取扱説明書で確かめてください。
台所でできること
- 食器はためてから、まとめて洗う(お湯を出す時間が短くなる)
- 汚れのひどいものは、先にふき取ってから洗う
- 洗いおけにお湯をためて、つけ置きしてから洗う
- 鍋でお湯をわかすときは、ふたをする
寒いからといって、我慢しすぎない
冬のお風呂は、体を温める大切な時間でもあります。
脱衣所や浴室が寒いまま、ぬるいお湯に入ると、体が冷えてしまいます。とくに高齢の家族がいる家は、ヒートショックにも気をつけてください。対策は ヒートショックを防ぐ方法 にまとめています。
節約は、お湯の「ムダ」を減らすこと。 必要な温かさまで削らないようにしましょう。
冬の光熱費を、まとめて見直す
冬は、ガス代と一緒に暖房の電気代も上がります。暖房の使い方は 冬の暖房費を下げる方法 に、電気代全体の見直しは 一人暮らしの電気代を下げる方法 にまとめています。
まとめ
- 冬のガス代が上がるのは、水が冷たくなり、お湯をわかすのにガスを多く使うから
- いちばん効くのは、家族で間をあけずに続けて入ること。追い焚きをしないと年間約6,190円の節約(資源エネルギー庁の試算)
- 入っていないときはふたを閉める。ふたがなければ保温シート
- お湯の量を入れすぎていないか見直す
- シャワーを1日1分短くすると年間約2,070円の節約(資源エネルギー庁の試算)
- 洗っているあいだはシャワーを止める
- 給湯器の温度は高すぎず、水を混ぜずに使える温度に
- 台所はまとめ洗い・つけ置き・ふたで
- 寒いのを我慢しすぎない。ヒートショックに注意

