車のバッテリーは何日乗らないと上がる?【冬に上がりやすい理由と防ぎ方】

当ページのリンクには広告が含まれています。
霜のついた車のバッテリーを、冬服の人形たちがマフラーで温めたり温度を測ったりしているミニチュアジオラマ

冬の朝、久しぶりに車に乗ろうとしたら、キーを回してもエンジンがかからない。そんな経験はありませんか。

JAFのロードサービスで、年間を通していちばん多い出動理由がバッテリー上がりです。全体の約4割を占めていて、冬場はとくに増えると案内されています。

この記事では、何日乗らないと上がるのか、冬に上がりやすい理由、防ぎ方と、上がってしまったときをまとめます。

目次

何日乗らないとバッテリーは上がる?

目安は「3週間〜1か月」

車は止まっているあいだも、コンピュータやカーナビ、時計などのために、少しずつ電気を使っています。これを暗電流といいます。

  • ジーエス・ユアサ:3週間以上乗らないだけで、上がることがある
  • 電池工業会:計算例では、約26日でエンジンがかからなくなる。1か月もたずに上がることになる

どちらも、バッテリーの大きさや状態、車についている電装品で変わると書かれています。

もっと早く上がることもある

  • バッテリーが古い(交換の目安は2〜3年)
  • 近所への短い距離しか乗らない
  • ドライブレコーダーなど、止まっていても電気を使う装備がある

こういう車は、目安より早く上がることがあります。JAFは、最近の車は電気をたくさん使うので、バッテリーが弱っていると、エンジンを止めてテレビを見ているだけで数時間で上がることもあると注意しています。

冬に上がりやすい4つの理由

冬に車のバッテリーが上がりやすい4つの理由をまとめた図解

ジーエス・ユアサの解説では、冬に上がりやすくなる理由が4つ挙げられています。

1. 寒いと、バッテリーの力が落ちる

バッテリーは、中の液の化学反応で電気を出しています。液の温度が25℃なら容量は100%ですが、0〜10℃では80〜90%まで下がるとされています。

2. 寒いと、充電もされにくい

化学反応が鈍くなるので、走っても電気がたまりにくくなります。

3. エンジンをかけるのに、電気がたくさん要る

寒いとエンジンオイルが硬くなるので、エンジンを回すのに力が要ります。冬は夏の約1.5倍の電気が必要とされています。

4. ヒーターやライトをよく使う

冬はヒーターを使い、日が短いのでライトをつける時間も長くなります。使う電気が増えるのに、ためる力は落ちているので、上がりやすくなります。

バッテリー上がりを防ぐには

車のバッテリー上がりの防ぎ方と、上がったときの対処をまとめた図解

1〜2週間に1回、1時間以上走る

ジーエス・ユアサは、1〜2週間に1回は1時間以上走るのが有効としています。

ここで大事なのは、エンジンをかけるだけでは足りないことです。電池工業会は、アイドリングだけでは充電量が少なく、最近はエンジンをかけているだけでは発電しない車もあるので、走ることがいちばん大事と案内しています。渋滞や信号の少ない道を選ぶと効率がいいです。

ルームランプとライトの消し忘れに注意

JAFによると、バッテリー上がりの原因で多いのは、ライトやルームランプの消し忘れです。

  • 立体駐車場は昼でも暗く、荷物の積み下ろしでつけたルームランプを消し忘れやすい
  • 年末年始の旅行では、空港の駐車場で、忘れ物を探すためにつけたランプの消し忘れが多い

長く車を置いて出かける前は、ルームランプのスイッチを確かめてから離れてください。

エンジンを止めて電気を使わない

エンジンを止めたまま、ライトやオーディオ、テレビを使うのは、バッテリーを直接減らします。待ち時間に車内で過ごすときは気をつけてください。

2年を過ぎたら点検を

バッテリー交換の目安は2〜3年です。JAFは、2年以上使っているならこまめに点検をとすすめています。

エンジンをかけるとき、ルームランプやメーターの明かりが一瞬暗くなるなら、弱っているサインかもしれません。ガソリンスタンドやカー用品店で点検してもらえます。

しばらく乗らないなら、充電器も

長く乗らないことが分かっているときは、車用の充電器で定期的に充電する方法もあります。電池工業会も防ぎ方のひとつとして挙げています。

バッテリーが上がってしまったら

  • ほかの車から電気を分けてもらう(ブースターケーブルでつなぐ、ジャンピングスタート)
  • ロードサービスを呼ぶ(JAFや、自動車保険についているロードサービス)

ブースターケーブルは、つなぐ順番を間違えると危ないので、慣れていないなら無理をせず、ロードサービスに頼むほうが安心です。保険のロードサービスは使える回数に制限があることもあるので、契約内容を確かめておきましょう。

バッテリー上がりではないこともある

JAFによると、バッテリー上がりだと思って呼んだら、別の原因だったことも多いそうです。

  • ボタンでエンジンをかける車で、ブレーキの踏み込みが足りない
  • 電子キーの電池が切れている
  • メーターにバッテリーの形の警告灯がついた(走っている最中なら、発電機の故障のことも)

セルは回るのにエンジンがかからないときは、バッテリーではなく車のほうの問題かもしれません。

冬の遠出の前に確かめたいことは 冬のドライブ前に確認したいこと にまとめています。

まとめ

  • 乗らないと、3週間〜1か月ほどで上がることがある(車とバッテリーの状態で変わる)
  • 古いバッテリー、短い距離しか乗らない車は、もっと早いことも
  • 冬は、寒さでバッテリーの力が落ちるうえに、エンジンをかけるのに多くの電気が要る
  • 防ぐには、1〜2週間に1回、1時間以上走る。エンジンをかけるだけでは足りない
  • ルームランプの消し忘れ、とくに立体駐車場と旅行前に注意
  • 2年を過ぎたら点検。始動のとき明かりが暗くなるのはサインかも
  • 上がったら、ロードサービスかジャンピングスタート

A created this document

Ex-TORANOMAKIを運営している市田健人(いちだ けんと)です。東京でWeb制作とデザインの仕事をしながら、2026年2月に「ベースケント合同会社(BASE KENT)」を設立しました。暮らしの「ちょっと困った」から、Web制作の「あの一行どう書くんだっけ」まで、自分で調べて裏が取れたことだけを書いています。体験していないことを、さも知っているかのようには書かない。それだけを守っています。

目次